2015-06-01 『苦悩の英雄ベートーヴェンの生涯』ロマン・ロラン 読書 音楽 Instagramオットー・クランペラー指揮の重厚なベートーヴェン交響曲全集のCDが手元にあるので、格好つけてその音楽を聴きながらこの本を読了しました。30代から難聴と内臓疾患に苦しんでその苦悩の向こうに歓喜がある、といったところでしょうか。本を読んで印象に残った単語はとにかく歓喜、でした。しかしこれだけの作品を残したものすごい作曲家がほとんど聴力がなかったとは、にわかには信じがたいですが、それだけベートーヴェンの苦悩も底なしに深いものだったんでしょうね。