初めて読んだときは『ティッピングポイント』という題名でした。この題名にあるティッピングポイントとはアイディアとか流行や社会的行動が、一気に広がり始める瞬間という意味です。
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この人の文章の特徴は、とにかく上手く整理してキーワードを提示することと、例示が非常に豊富で説得力を持たせていることと思います。
たとえばティッピングポイントに至る3原則として、少数者の法則、粘りの要素、背景の力をあげており、1番目の少数者の法則のところでは、口コミ伝染力の強いコネクターと情報の専門家である通人(メイブン)とセールスのプロであるセールスマンと、これまた3つのキーワードを取り上げて、イメージしやすく伝えています。
この人の著作が紹介されて以来、同じようなタイプの著作が多く翻訳されるようになった印象があるので、すごく影響があったんだと思います。この後も何冊か購入して読みましたが、わたしにはこの作品がいちばんインパクトがありました。
