初めて読んだのは20年くらい前になりますが、古本屋で見つけたのでまた買って読んでみました。
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"The night was young, and so was he. But the night was sweet, and he was sour."
「夜は若く、彼も若かった。が、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった」
この有名な出だしから始まる作品は、都会的でありながらどことなく哀愁漂う内容で、1942年に刊行されたのに時の重みにも耐えて現代でも十分楽しめる作品です。
この作品とかアイラ・レヴィンの『死の接吻』は折に触れて読みたくなるほど好きなのですが、いずれも時代を超えて楽しめる名作ですね。