ドリス・レッシングさんがノーベル文学賞受賞者ということは恥ずかしながら知りませんでした。
Instagram
たまたま手にとって読んでみた次第ですが、この本は4編の短編作品が収録されていますが、衝撃的だったのはタイトルにもなっている『グランド・マザーズ』。
あらすじは省略しますが、話の運び方が独特で、最後まで読んですぐに冒頭を読み返してしまいました。話がぐるっと回ってという感じで、ものすごく鮮明に心に残りました。
他の作品も含めて全般に言えることは、人生経験を積んだ人向きという印象でした。40代後半でもまだまだ難しいなと正直思ってしまいました。この人は1919年生まれでこの作品は2003年というから、晩年になっても創作意欲が衰えなかったということも驚異的な気がします。
まだまだ世界は広いし、知らない作家もたくさんいるので、読書は楽しいしやめられないですね。
