この本が出るのをこの夏ずっと楽しみにしていました。
村上春樹さんの小説を初めて読んだのは高校1年のときです。『風の歌を聴け』を読んで、ものすごく衝撃を受けたことを今でもよく覚えています。それから今に至るまで愛読しているのでかれこれ32年くらいの付き合いになります。
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この本の内容は村上さん自身も言及されていますが、インタヴューや対談集やエッセイなどで語った内容がほとんどです。いろんなところで話していることを本の形で残しておこうということだと思いました。若い頃から雑誌に載ったインタヴューや対談をこまめにフォローしていたので、それほど新しい情報はなかったのですが、感心するのは、言っていることが昔から全然変わっていないということ。大作家なので美化しても良さそうなのに全く言動が変わっていないというのは凄いことじゃないでしょうか。
また、いつも思うのですが、目標や課題を自らに設定して、それに向かって毎日コツコツと努力を続けていくことの凄さにも感心してしまいます。わたしは作家にはなれないし、もちろんならないですけど、村上春樹さんの生き方には学ぶところがとても多く、ひそかに目標としています。
次の長編作品も、今から待ち遠しいですね。