『グアヴァ園は大騒ぎ』キラン・デサイ

なんといっても装丁が楽しい。本の内容を反映しているような趣きですが、イメージに反して内容はまともな文学(というのも変ですが)でした。

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うだるような暑さ、埃っぽい街、いいかげんな人たちと、主人公じゃなくても憂鬱で気が変になってしまいそうです。

考えてみたら、インドを舞台にした作品を今年になってよく読んでいるような気がしてきました。英米文学の中でインド系の作家が地位を確立しているのか、作者が混沌としたインドに惹かれるのか、その辺はよくわかりませんが。