2015-10-17 『笑いと忘却の書』ミラン・クンデラ 読書 今年に入ってミラン・クンデラさんの3冊目の読了です。 Instagram この本はなんとも説明の難しい形をとった小説です。7章からなってますが各章ごとに主人公が違うので短編集とも言えるし、文中に著者自身が出てきたりと、自由な書きぶりで、この辺はミラン・クンデラ特有の独特な語り口です。警句や決め台詞風な文章が散りばめられていて、なかなか一読して内容がすんなりわかるというものではないですが、とにかくすごい小説を読んだという気分にさせてもらえる、そんな素敵な読者体験でした。