2015-10-25 『グローバリズム出ずる処の殺人者より』アラヴィンド・アディガ 読書 著者はこのデビュー作で世界最高の権威を持つ文学賞、ブッカー賞を受賞しています。使用人の主人公が、主人を殺し経営者となり成功していく様子を中国の温家宝首相に口述して説明するという筋立てです。今年に入ってインドものを何冊か読みましたが、インドってとてつもなく貧富の差があり、政治も警察も賄賂で思うどおりという…。それにしてもインドという国には小説家の書きたいテーマがなんとたくさん転がっていることか。