失意泰然・得意淡然の徒然日記

フルマラソン完走目指して始めた練習のことや、食べたもの、読んで面白かった本、大好きな将棋のことなど取り留めなく書いていきます。

『姿なきテロリスト』リチャード・フラナガン

オーストラリア人の書いた小説って考えてみたら初めてでした。
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リチャード・フラナガンさんは2014年『奥の細道』で英ブッカー賞受賞で知りましたが、さすがにまだ邦訳はないし英語版では最後までたどり着かないので、邦訳の出ている別の本書を読んでみることにしました。

帯に9.11後とありますが、ポールダンサーの女性がテロリストとして手配されて…という話で、頭に映像がイメージできそうな感じで、どんどん頁をめくれるのですが、内容は重たいというか救いのない話で、読後に思わずうーんと唸ってしまいました。

登場人物も多くないし、映画向きだなと思っていたら、帯にドリームワークス映画化とありました。なるほどなるほど。