このお二人の著者は3冊目ですが、どの本もためになります。本書は意思決定する際に、つぎの4つのことを考慮すれば、かなり正しい結論に近づくことができるというものでした。
①W 選択肢を広げる
②R 仮設の現実性を確かめる
③A 決断の前に距離を置く
④P 誤りに備える
各章で具体的な事例を紹介しながら詳しく説明があるので、ほんとわかりやすいです。
各章のタイトルはざっと次のような内容です。視野の狭窄を避ける、マルチトラックする、自分と同じ問題を解決した人を見つける、逆を考える、ズームアウトとズームイン、ウーチングする、一時的な感情を乗り越える、核となる優先事項を貫く、未来を幅で考える、アラームをセットする、プロセスを信じる…。ウーチングとは小さな実験を行って自分の仮説を検証することを意味します。
私としては未来を幅で考えることが自分にない発想で勉強になりました。最悪の結果から最高の結果まで、未来を幅で考えるというのは、いいですね。