先手の千田五段の初手は7八金。初手に歩以外の駒を指すのは珍しいです。糸谷さんとしては咎めにいきたいところです。
中盤、膠着状態となり千日手になるのかなと思っていたら、千田五段が端から上手く攻めて局面を打開。糸谷八段が先に攻める形になりましたが、終盤2度の角打ちが決まり、千田さんの勝ちに。
感想戦の時間ではふたりとも若手らしく率直な発言でしたが、糸谷さんは苦しいと感じながら指していて、千田さんはまずまずと思っていたとのこと。してみると、見た目以上に差があったということに。
なかなか見応えのある勝負でした。