失意泰然・得意淡然の徒然日記

フルマラソン完走目指して始めた練習のことや、食べたもの、読んで面白かった本、大好きな将棋のことなど取り留めなく書いていきます。

『リトル・シスター』レイモンド・チャンドラー

村上春樹さんの翻訳によるレイモンド・チャンドラーの長編の4作目はこの本。
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今まで読んだレイモンド・チャンドラーものの中では筋書きに寄り道や脱線が一番あるように感じました。また珍しくフィリップ・マーロウもぼやいていたりといつもと趣きの違う印象も受けましたが、その緩いところが個人的にはグッときて、とても面白くまた楽しんで読めました。

後書きに、レイモンド・チャンドラーさんは出版社にこの本の内容を「まずい文章と、まずい構成で書かれた75000字のおちゃらけ」と送ったとありましたが、そんなに言うほど悪くないと思いますけど。確かに粗筋を説明するのは非常に難しい話ですが…。