2016-03-21 『ニコチン・ウォーズ』クリストファー・バックリー 読書 この本は先日読んだ新書で紹介されていましたが、ものすごく面白かったです。タバコ産業のスポークスマンっていう職業は大変難しいし、そもそもやりがいがあるのかどうか考えてしまいそうですが、主人公は持ち前の頭の回転のよさと機転の利く話術でタバコ産業の大物から絶大に指示されます。ただ直属の上司からは妬まれて…という風に話が進んでいきます。いったいどんなオチになるのかと読んでましたが、勧善懲悪的に収束しなるほどと思った次第です。ぐんぐん読ませる筆力はさすがでした。わたしはタバコは吸いませんが、そんなことは全然関係なく楽しめました。