失意泰然・得意淡然の徒然日記

フルマラソン完走目指して始めた練習のことや、食べたもの、読んで面白かった本、大好きな将棋のことなど取り留めなく書いていきます。

読書

『コレクター』ジョン・ファウルズ

蔵書の整理をしていたら、久しぶりに読み返したくなりました。 スポーツくじで思いがけず大金を手にした独り者の孤独な男性が、憧れの女性を拉致監禁して…という内容ですが、社会的地位、思想、性差などいろんな相違や対比が織り込まれていて、うーん読ませ…

『ダークタワー1 ガンスリンガー』スティーヴン・キング

今年の夏に映画化されるのを知って、キングさんの作品群の中では好みのラインではなかったですが読んでみることにしました。 7部まであるので、まるまる序章っていう内容でした。これからどっちの方向に向かっていくかですが、まあボチボチ読み進めていこう…

『偽りの楽園』トム・ロブ・スミス

『チャイルド44』シリーズですっかりファンになってしまったトム・ロブ・スミス。3部作の最後の作品を読む前にこちらの作品に寄り道しました。 3部作シリーズに比べると正直うーんという読後感でしたが、この人はとにかく読ませるのがうまいです。ずんずんペ…

『アデスタを吹く冷たい風』トマス・フラナガン

これはどういうジャンルの本って言ったらいいのかな。説明が難しいですが、とにかく楽しく読めました。

『グラーグ57』トム・ロブ・スミス

『チャイルド44』がとても面白かったので連作の2作目を手にとってみました。 こちらもとても面白かったです。それにしても主人公以上に奥さんがたくましい。すごく上手く描かれてます。

ワンピース85巻

今回は、読みにくかったなあ〜。絵がゴチャゴチャしているせいなのかよくわかりませんが…

『みみずくは黄昏に飛び立つ』川上未映子と村上春樹

『騎士団長殺し』の後で楽しみにしていた対談本でしたが、ずっしりと内容あるものでした。 川上未映子さんの作品はまだ読んだことがないですが、村上春樹さんの作品をじっくり読み込んでいて、鋭い質問をいくつも重ねていきます。村上さんもできるだけ丁寧に…

『シャッター・アイランド』デニス・ルヘイン

途中からあれれと思い出しラストはえーっという話でした。 息子なら読み始めてすぐに話の仕掛けに気づいたかもしれませんが、驚いたなあ。

『勝ち切る頭脳』井山裕太

囲碁界で初の七冠を達成した井山裕太さんの著作。 将棋はまあまあわかるけど囲碁は全然です。だけだルールを覚えてできるようになりたいと思っています。読んで思ったのは、勝ちにこだわる手を指す以上に自分の指したい手をいかに指せるかということが大事な…

『高い窓』レイモンド・チャンドラー

レイモンド・チャンドラーの三作目。村上春樹さんの翻訳は五作目です。 決めセリフの数々など安定の面白さですね。最初、変なタイトルだなぁと思ってましたが読んで納得しました。これで翻訳もあと二作です。『プレイバック』が刊行されているのでこちらも読…

『キャスターという仕事』国谷裕子

NHKのクローズアップ現代のキャスターを23年務めた国谷さんの著作。 読む前から楽しみにしていましたが、ニュースをどのように観る人に伝えるかということを、こんな風に考えて実践していたのかと改めて感心しました。てっきりNHKの社員と思ってましたが、フ…

『チャイルド44』トム・ロブ・スミス

いやぁ面白かったです。 途中からページをめくる手が止まりませんでした。戦後のソ連の共産社会社会の様子がありありと描かれていました。続編も購入しましたので楽しみです。

『失脚/巫女の死』デュレンマット

スイスの作家。劇作家としての方が有名な人のようです。 どおりで、読んでいて芝居を観ているような気分になりました。会話のやりとりが上手いと思いました。

『ザ・バット神話の殺人』ジョー・ネスボ

少し前に読みましたが、ノルウェー人作家のデビュー作です。 かなり陰惨な内容で主人公もアル中だったりと、読み進めるのがしんどいところもあったけど、上手く描けてるなと思うところもあり、まずまず楽しめました。 この主人公ものも何冊か出版されている…

『騎士団長殺し』村上春樹

発売直後に買っていたのですが、読むのがもったいなくてしばらく積ん読状態にしていましたが、三連休に一気に読みました。 懐かしい感じの物語というのが第一印象でしたが、なんだかんだ言っても面白かったです。30年近く新刊が発売されると何はともあれ購入…

『ハロルド・フライを待ちながら』レイチェル・ジョイス

『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』の続編というか姉妹編です。前の作品はクウィーニーを訪ねてイギリスの南西から北東までハロルド・フライが歩いていくという話でしたが、今作は死を目前にしたクウィーニーがハロルド・フライに言えなかったこ…

『ディミター』ウィリアム・ピーター・ブラッティ

『エクソシスト』の原作者の本でしたが、とても難解な物語でした。再読しないとあらすじがわからない…。 何よりも80代で執筆したというのが驚きでした。ものすごいパワーですね。

『股間若衆』木下直之

とても面白かった。 著者は大学教授という立派な職業の方ですが、真面目に楽しんでいるところがとても面白かったです。 股間若衆に新股間若衆にアイマイモッコリに…。こういう人の授業なら受けてみたいと思いました。

『シンデレラたちの罪』クリスティーナ・オルソン

北欧ミステリーです。先日読了した『満潮』の後ろのページに紹介されていたので読んでみました。 割とサクサク読めましたがいかにも北欧ものといった題材で、暴力あり幼女虐待ありの内容でした。

『ラッキーをつかみ取る技術』小杉俊哉

勢いつけてもう一冊。 ラッキーな人生は性格ではなく行動や考え方次第であり、ラッキーをつかみ取ると意識していくことが大事という内容でした。 それにしても、クランボルツさんのプランドハップンスタンスセオリーはよく引用されますね。そちらの方に感心…

『人に必要とされる会社をつくる』松浦信男

長い時間かけて読んだ小説を読了したので、勢いをつけてもう一冊。 この本の著者は万協製薬の社長です。阪神・淡路大震災で長田区の工場が焼失したものの、三重県で再建して、ずっと地域に根ざして志高く堅調に事業を進めておられるようです。実は以前の部下…

『プラットホーム』ミシェル・ウェルベック

久しぶりの本読み。会社の通勤時間を使ってボチボチと読んでましたが、性的な描写が多くて困りました。電車の中で読むには適していませんでした。 ただ、過激な表現の割にはなかなか読ませる内容で、骨太の本を読んだという読後感でした。

『満潮』シッラ&ロルフ・ボリリンド

『犯罪心理捜査官セバスチャン』シリーズが面白くて、早く次の作品が読めないかなと思ってましたが、別の作品が翻訳されていたことを知り、早速読んでみました。 スリリングな展開でなかなか面白かったです。続編もあるみたいだけど、セバスチャンシリーズも…

『ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン』ポール・トーディ

『イエメンで鮭釣りを』が面白かったので、翻訳されているもう一冊の本作を読みました。 ものすごく面白かった。ワインに呑まれてしまった実業家の話ですが、どうしようもなく落ちぶれてしまったところが初めに紹介されて、どんどん時代が遡っていくという構…

去年の読書まとめ

そう言えばと思って、去年の読んだ本を数えてみました。 ちょうど80冊と漫画が5冊。3月までは暇な職場だったので快調でしたが、まあスマホをいじる時間も考えないとなあ。

『ジョジョリオン14巻』

学生時代からリアルタイムで読んでますが、なかなか話が進まんなあ。 テレビの方は次が最終回ですが、吉良吉影シリーズは面白かった。

『働く男』星野源

星野源さんのことをつい一か月前まで全く知らなかったことを恥じています。 それにしてもどうして関心を持たなかったんだろう。表現者としてすごい人ですね。人気もすごくありますよねえ。ドラマが縁でガッキーと結婚したりして。

『そして生活はつづく』星野源

久しぶりに一冊読みきりました。今をときめく星野源さんのエッセイ。 逃げ恥も第6話くらいから見始めて、それまで星野源さんのことは全く知らなかったのですが、いろんな才能を持っているとても素敵な方ですね。もう一冊も楽しみです。

『グリーンマイル』スティーヴン・キング

ずっと前から読もうと思ってましたが、ようやく読了しました。 ジョン・コーフィの能力はすごいけど、生きていくのがしんどくなるのは、少しわかる気もしますね。毎月分冊形式の出版も面白い工夫だなぁ。

『ノワール』ロバート・クーヴァー

ロバート・クーヴァーの作品は3作目ですが、この作品は正直よくわからんという内容でした。 『ユニバーサル野球協会』の衝撃が凄かったのですが、そもそも翻訳するのが難しい作家なんでしょうね。単語の言葉遊びなどをふんだんに織り交ぜているし。 もう一昨…