失意泰然・得意淡然の徒然日記

フルマラソン完走目指して始めた練習のことや、食べたもの、読んで面白かった本、大好きな将棋のことなど取り留めなく書いていきます。

『重大事件に学ぶ「危機管理」』佐々淳行

たまには小説以外の読み物も。エッセイ風の内容でしたが、ところどころにメモしておきたいフレーズがありました。以下少しだけ記してみます。
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アメリカのペンダゴンのエレベーター・ブリーフィング。統幕議長が大統領に説明するための情報を予めインプットするのですが、文字通りエレベーターの移動中に報告するというもので、その内容は
1.事実
2.情勢判断
3.意見具申

の3点。単に状況をインプットするだけでなく、上司の立場に立った意志決定まで意見具申するところが参考になります。

また人事管理法の一手法としてのジンザイの4種類。
1.人財
2.人材
3.人在
4.人罪

ただいるだけの人在といるだけで罪になる人罪というのは面白いです。

最後がトラブル対応する人のためのことばで、
1.人間の始めたことは必ず終わる
2.日はまた登る
3.人の噂は75日ももたない

というのがありました。トラブル対応していると終わりのないドロ沼が続くような気がついしてしまうものだけど、必ず終わると信じてコトに対処すればいいんだという気になります。

あと古い本ですが、本の中で褒めている人、例えば阪神大震災のときの日銀マンなどがその後に偉いさんになっているのも面白いところでした。