今日からNHK将棋トーナメントも2回戦に入ります。
本日は羽生名人と北浜八段の対局。羽生名人は30回目の出場ですが、そのうちなんと10回優勝しているというとんでもない成績を残しています。
戦型は後手の北浜八段の中飛車でしたが、相穴熊になりました。終盤北浜八段の食らい付きで千日手模様となったのですが、羽生名人が打開して勝負に出たものの、詰ますことができず無念の敗退。
見ていた感想ですが、羽生名人は千日手にしてもう一回やり直すよりは、多少無理筋でも詰み筋がないか追求しようという気持ちで戦っているように見えました。勝ちにこだわるよりも未知の世界を探究するという感じでした。
こういう姿勢というか指し方が結果的に第一人者の地位を保てる秘訣のように思いました。