ここのところ、暗めの作品が続いた気がしていたので、楽しい系の話が読みたいなと思って、この本を選びました。
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ジョン・アーヴィングさんは、ガープの世界の映画をみたときに原作者というので知ってました。どの作品も長編で読み進めるのにとても体力が必要な感じで、読んだことはなかったですが、この作品はこの人にしては比較的短めだし、内容も軽いタッチの印象だったので読んでみることにしました。
簡単に言うと、取材中ライオンに噛まれて左手首から先を失った主人公が、自分の人生をやり直す話ですが、コミカルな中にもグッと来るシーンもあってと、とても楽しく読めました。話の運び方が上手いなぁと思うところが随所にあり、さすが大御所というところでしょうか。
ジョン・アーヴィングさんって、読むまではどちらかといえば重たい内容の作風というイメージが強かったので、この作品がたまたまコミカルな作品なのか、初期の頃と作風が変わってきたのか、今ひとつよくわからないところですが、他の作品も読んでみたくなりました。