また、私ごとですが昨年ふるさと納税で今治タオルを入手して気持ちよく毎日使っているのですが、そのブランディングを佐藤可士和さんがされていた、あの赤と青のシンプルなロゴは佐藤さんが作ったのかと知り、これは本を読まなきゃと思った次第です。
一読したすぐの感想ですが、やはり一流の人で同じ一流の人と仕事をしている人の言葉は、わかりやすいですね。佐藤さんの仕事のプロセスが紹介されていますが、こんな感じです。
1.状況把握。対象を問診して、現状に関する情報を得る。
2.視点導入。情報に、ある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突き止める。
3.課題設定。問題解決のために、クリアすべき課題を設定する。
これを空間、情報、思考の順に整理術として説明していきます。
誰もが羨むようなクリエイティブな仕事をされている佐藤さんが、アイデアが出ないと悲観する前に、まず目の前のものを見つめ直すこと、また問題解決のための手がかりは必ず対象の中にある、と何度も繰り返し主張されることが、いちばん重たいメッセージであると思いました。