小説といっても120頁くらいの話なので短編と中編の間くらいの分量でした。私立探偵がある人物を見張る依頼を受けてという内容ですが、途中から見張っているのか見張られているのかわからなくなって…という話です。
ひとことで感想を言うのは難しいですですが、つい何度も読み返してしまうようなタイプの小説であることは言えると思いました。
ところで、冒頭がとても印象的な始まりかたなんです。
「まずはじめにブルーがいる。次にホワイトがいて、それからブラックがいて、そもそもの始まりの前にはブラウンがいる…」
こんな始まり方なら、読まないわけにはいかないですよねを