正月休みに16枚組のクラシックのCDを購入しました。20世紀を代表する楽曲や演奏を年代順に収録したもので、1枚目の最初の曲が表題。
ラフマニノフピアノ協奏曲第2番は、フィギュアスケートの演技に採用されており、ご存知の方も多いと思いますが、ピアニストによって曲の印象は随分違いますね。アンスネスの演奏は、寡黙な腕の良い職人といった印象で、一音一音を丁寧にかつ正確に弾いている感じで、とても良かったです。ただでさえロマンチックなメロディーラインなので、情感を込めて弾くと甘ったるくなるところを、清々しいくらい正確なタッチで好感が持てます。実は何年か前に日曜のNHKクラシックで初めてアンスネスの演奏を聴いた時から、いい演奏だなあと思っていたので、たまたまアンスネスの演奏の分のラフマニノフでラッキーでした。
16枚組で5090円。1枚目には他に『ドビッシーの海』『ブリッグの定期市』が収録されており、かなり聞き応えがありました。やれやれ、この調子だったら16枚全部聴き終わるのが何時になることやら…