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ヤスミナ・カドラの小説はこれで2作目ですが、この人は本当にすごい作家ですね。
元々はアラブ系の出身で成人になりユダヤ人に帰化し、医師として社会的にも成功している主人公の妻が、パレスチナ解放のための活動として自爆テロを起こしてしまう。主人公である医師は妻が何故そんなことをしたのかを突き止めるために…という話ですが、よくこんな物語をかけるなぁ。
翻訳もこなれていて読みやすかったですが、ズシリと重い内容でした。一作目はアフガニスタンで今作はイスラエルが舞台ですが、しかしすごいなぁ。
あともう一作邦訳が出ているので、そのうち買って読もうと重います。たまたまアマゾンで見つけたんですが、世界には本当にすごい作家がいるんですね。